多連バルブの製作

今回は半導体の製造装置などで使用される多連バルブの製作の
ご紹介です。

 

↓まずは横穴の加工です。こういった長尺の穴を加工する場合は通常の縦型
マシニングではなく刃物が横を向いている横マシニングを使用します。
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今回は7連マニホールド形状の為、横穴の深さは500L位になります。
これだけ長いと刃物自身も自重でたわみますが、そこは豊富な経験と秘密の
ノウハウで乗り越えます。もちろん穴の内面精度も長穴だからと安易に妥協す
る様な事は絶対ございませんのでご安心下さい。 
 
  

↓本来なら旋盤で加工すべき継手形状ですが、その長さから旋盤加工はNGです。
今回は継手といった非常にクリティカルでシビアな加工になりますので使用時
の性能と必要な高いシール性を最大限に考慮し、総形バイトを自社で製作、マシ
ニング加工といえども旋盤加工と同様の面精度を維持しています。
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↓ダイヤフラムが収まるシート部分も同様の加工で面精度を維持します。
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↓またまた継手部分の加工です。今回は7連部を一気に加工します。
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↓完成です。これだけ多連バルブが並ぶと迫力があります。
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弊社では、0.1mm程度の小さい穴から、500L程度の深穴まで、全て自社
の設備にて対応を行う事が可能ですので、是非ご相談下さい。お待ちしています。